OIE 高齢者運動器疾患研究所
Home   |    高齢者運動器疾患研究所について    |    お問い合わせ    |    リンク
ごあいさつ 講演会情報 講演実績 ニュースレター 書籍・DVD 骨と関節Q&A
第8回 板橋いきいき講演会を開催しました
「ロコモティブシンドロームの考え方と対策 
  ~新しい寝たきり予防のキーワード」

平成21年4月18日(土) 午後1時~4時
板橋区立文化会館 大ホール

(講演1)
「ロコモティブシンドロームの考え方 ~足腰の健康のためのチェックの仕方とその原理」 
 
高齢者運動器疾患研究所 代表理事
伊奈病院 整形外科部長  石橋英明先生
(講演2)
「ロコモティブシンドロームの対策 ~スクワットと片足立ちで筋力とバランスをきたえよう!」 

埼玉医科大学保健医療学部 准教授 藤田博暁先生
(講演3) 「ロコモティブシンドロームと転倒予防 ~転ばない身体づくりと環境の整え方」  
虎の門病院 整形外科部長 山本精三先生

【講演について】
4月18日に開催しました「第8回板橋いきいき講演会」ですが、906名というたくさんの方々に参加していただきました。アンケートも750名にのぼる多くの方に答えていただき、ご紹介したのはアンケートに書いていただいたコメントの一部です。アンケートの自由筆記欄にコメントを書いていただけるのは、主宰者としてとても嬉しいことです。この場を借りて、書いていただいた方々に深くお礼を申し上げます。
さて、講演会のテーマは“ロコモティブシンドローム”、ロコモでした。運動器症候群、とも言いますが、メタボの向こうを張ってロコモと呼べるので、カタカナ名を優先しています。
4月の上旬にNHKの「今日の健康」や「名医にQ」で放送されたり、新聞などで何回か取り上げられたりしたので、講演会でも2割くらいの方が既に御存知でした。
講演会では、最初に石橋がロコモ全般の話と、ロコチェックの5項目の解説をしました。
これは、「階段を手すりなしであがれない」「靴下を片脚立ちではけない」「青信号で渡りきれない」「15分続けて歩けない」「家の中でつまづいたり滑ったりする」の5項目で、ひとつでも「はい」があればロコモの心配があります。実際の調査でも、介護保険の「自立」「要支援」「要介護」の方々で比較すると、「はい」と答える人の比率が順に増えていくことなどを紹介しました。
次に埼玉医科大学の藤田先生による、ロコモーショントレーニング(ロコトレ)の解説です。高齢者の筋力低下の原因や特徴などの学術的な話のあとに、スクワットと片脚立ちの具体的なやり方を説明され、転倒予防にもよいふくらはぎの筋肉、下腿三頭筋の運動についてもお話してくれました。
最後に、虎ノ門病院の山本先生です。ロコモに関連して転倒予防の話をしてくれました。「過去1年間に転倒経験がある人は、これからもとても転倒しやすいので注意しましょう」といったことを始めとして、転倒予防のあれこれをわかりやすくお話してくれました。右は、山本先生の話の中にあった転倒の危険因子です。特にこの1年間で転倒した、転倒しやすくなったという方は参考にしてください。
いろいろな話で今回も有意義な会になったと思います。

(頂いたコメントです)
-高齢者に大切なお話、分かり易く、参考になりました。健康で明るく一日一日を楽しく過ごしたく思います。生きる力を教えて頂きました。有難うございました。
-病院に行くのが嫌いで、痛くても我慢し、動いているうちに治るということが多かったのですが、最近はいきいき講演会の運動で、不便なく活動しています。有難く、感謝致しております。
-NHKのテレビでも知りましたが、具体的に分かり易い講演で、早速実行したいと思っております。ありがとうございました。

■講演会の様子はこちら

過去の実績一覧へ戻る


Orthopaedic Institute for the Elderly © 2009