「年をとっても良い姿勢を保とう!骨と筋肉の重要性と秘訣」
【日 時】 平成29年4月22日(土) 午後1時~4時 (午後11時開場)
【場 所】 板橋区立文化会館 大ホール(東武東上線 大山駅徒歩3分) 地図はこちら
【講演内容】
開演前に、超音波測定器を用いた骨量測定を行いました。
これまでに骨密度を測ったことのない方を対象に今回は150名の方に超音波骨量測定機器3台を用いて測定しました。
結果説明は骨粗鬆症の知識の豊富な3名の看護師により行って好評でした。
午後1時より講演会が始まりました。
①講演1
「良い姿勢を保つための骨と筋肉と関節の気をつけ方」
NPO法人 高齢者運動器疾患研究所 代表理事
医療法人社団愛友会 伊奈病院 整形外科部長 石橋 英明先生
②講演2
「骨と筋肉を強く保つための栄養の大切さとポイント」
女子栄養大学 栄養学部 教授 上西 一弘先生
③講演3
「良い姿勢を保つ!転ばない!運動のポイントと実践」
※講演の中で、運動の実演指導を行いました。
埼玉医科大学保健医療学部 教授 藤田 博曉先生
④質問コーナー
参加された方々にご記入いただいた質問票の質問に演者が
お答えしました。
【講演会について】
平成29年4月22日(土曜日)に板橋区立文化会館大ホールにて、「第24回板橋いきいき講演会」を開催しました。
午後以降に雨が降るという予報もありましたが、晴れのち曇りといったところで雨は閉会時間まで降りませんでした。
今回は787名とたくさんの方にご参加いただきました。
開演前に、超音波測定器を用いた骨量測定を行いました。
これまでに骨密度を測ったことのない方を対象に今回は150名の方に超音波骨量測定機器3台を用いて測定しました。結果説明は骨粗鬆症の知識の豊富な3名の看護師により行って好評でした。
午後1時より講演会が始まりました。
今回のテーマは、『年をとっても良い姿勢を保とう!骨と筋肉の重要性と秘訣』で、講師には、お馴染みの石橋先生、藤田先生、ゲスト講師として女子栄養大学教授の上西一弘先生をお迎えしました。
最初は、「良い姿勢を保つための骨と筋肉と関節の気をつけ方」というテーマで石橋先生の話がありました。
下図のように膝・股関節、背中が伸びているのが良い姿勢です。
姿勢が悪くなると関節だけでなく、内臓や精神的な不調を招く恐れがあります。
良い姿勢とは健康な脊椎と関節が重要で、しっかりとした筋肉がないとよい姿勢が保てないため、骨粗鬆症を予防すること、脊椎を柔らかく保つこと、関節がしっかりと伸びることが大切であること、そのための具体的な方法を分かりやすく説明しました。

上西先生は、骨と筋肉の栄養学の第一人者です。
今回は、「骨と筋肉を強く保つめの栄養の大切さとポイント」をテーマに骨と筋肉に良い栄養と食生活についての話でした。
栄養の基本は日常の食事のバランスを良くすることです。主食・主菜・副菜・乳製品・果物を適度に摂取することが重要です。
高齢になると筋肉量・筋力が低下するサルコペニアについての解説がありました
。タンパク質、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKが特に重要であるということとともに、簡単にカルシウム摂取量が算出できる表などが紹介されました。
藤田先生からは、「良い姿勢を保つ!転ばない!運動のポイントと実践」という話でした。
良い姿勢を保つには、お尻(大殿筋)とふくらはぎ(下腿三頭筋)が重要です。
この2つの筋肉は、ロコモ体操のスクワットと、かかと上げで鍛えられます。
また、悪い姿勢はバランスが悪くなり転びやすくなりますが、転倒予防には片脚立ちが有効です。
姿勢を良く保つための運動、そして転倒予防も含めた「いきいきロコモ体操」の実演を行いました。
最後の質問コーナーでは演者の3人が参加者の方からの質問に時間の許す限りお答えしました。薬のことや運動のことなど、多くの悩みや質問に回答しました。
今回もたくさんの方にご参加いただきました。
感謝申し上げます。
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骨密度測定中の皆様 |
今回もたくさんの参加者の方が! |
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