日時:平成25年 6月1日(土)
場所:板橋区グリーンホール2F
【講演内容】
(講演)
「腰部脊柱管狭窄症の治療法と自分でできる改善法」
高齢者運動器疾患研究所 代表理事
伊奈病院 整形外科部長 石橋英明先生
(みんなでロコテスト)
片足立ち持続時間測定
30秒イス立ち上がりテスト
埼玉医科大学保健医療学部理学療法科
教授
藤田博暁先生 / 新井智之先生
(体操コーナー)
「いきいきロコモ体操 ~歌に合わせて足腰をきたえよう!」 スクワット・片足立ち・かかと上げ
ザ・ロコモシンガーズ(藤田先生・石橋先生 ほか)
(質問コーナー)
皆さまからの質問にテキパキ丁寧にお答えしました。
【講演会について】
6月1日(土)、「第4回いきいきロコモ講習会」を開催し、182名の方が参加されました。
いつものように講演1本と「みんなでロコテスト」、「いきいきロコモ体操」の3本立てでしたが、今回の講演は私、石橋の「腰部脊柱管狭窄症の治療法と自分でできる改善法」でした。
腰部脊柱管狭窄症は中高年の方にとても多い病気で、腰の骨の加齢変化などによって神経が圧迫され、下肢の痛みやしびれが出るものです。
講演では、背骨のつくりから、レントゲンやMRIの見方、正常なMRIと腰部脊柱管狭窄症のMRIの違い、間欠性跛行(かんけつせいはこう:しばらく歩くとあしの痛みがでるが、少し休むと消え、また歩くと痛む)などの、この病気に特徴的な症状を解説、そのあと、手術を考えるべきとき、手術の内容についてもお話ししました。
そして、腰部脊柱管狭窄症のための運動の解説でおわりました。みなさん、うなずきながら熱心に聞いていました。
そのあとは「みんなでロコテスト」です。
埼玉医大の藤田先生と新井先生が、なかなかのコンビネーションで進行してくれました。参加の方、182名の中で46名が1分間の片脚立ちを続けることができました。
4人に1人です。参加者の平均年齢を計算すると、なんと76.8歳。この年齢の方々で、これだけできるのですから、かなり素晴らしい会と言えます。皆さんの努力のたまものです。
そして最後に、「いきいきロコモ体操」。
いつものスクワット、片脚立ち、かかと上げです。
以前は、ロコテストで疲れてしまった方がいらっしゃいましたが、今回はそんな気配が感じられず、参加の方々の凄さを思い知らされました。
同じことを繰り返しているようで、この繰り返しが大切なんだろうと思います。
そして、この会に出て、その都度、「あー運動を続けよう」とか、「運動しなきゃ」と思っていただければ、それこそ私たちの思うツボ、いえ、期待通りと嬉しく思います。これからも頑張りましょう!
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