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第2回 埼玉いきいき講演会を開催しました
「骨粗鬆症の真実-骨が弱くなりやすい人とは?診断と治療は?有効な運動は?」
平成20年9月11日(木)
大宮ソニックシティ 小ホール

講演について
9月11日に「第2回埼玉いきいき講演会」を、昨年に引き続き大宮駅の西口にほど近いソニックシティ小ホールで開催しました。
257名の方々に集まっていただきました。
開演は予定通り午後1時。まず石橋英明代表理事が挨拶し、講演会のテーマ「骨粗しょう症の真実-骨が弱くなりやすい人とは?診断と治療は?有効な運動は?」のことと、プログラムを簡単に説明しました。
さらに、近年の厚生労働省発表の統計による平均余命(統計から算出した各年齢層の、あと何年生きるかの平均値のことで、0才児の平均余命がいわゆる「平均寿命」です。)を用いた計算では、今の高齢女性は平均で90歳まで長生きすることをお話しし、長生きするだけでなく、健康に長生きすることの重要性と早い時期からその準備をすることの大切さをお話ししました。
最初の講演は、東京大学医学部附属病院22世紀医療センター臨床運動器医学講座村木重之特任助教による「骨粗鬆症の疫学~骨が弱くなりやすい人とは?~」でした。
わが国には骨粗鬆症患者が1200万人いること、大腿骨頚部骨折が増加し続けていることから、骨粗鬆症の危険因子や予防の方法についてまで詳しく説明してくれました。
次の講演は、伊奈病院整形外科部長でもある石橋英明代表理事による「骨粗鬆症の診断と治療~ここまで進んでいる骨粗鬆症診療~」と題した講演で、骨粗鬆症の特徴、病因、診断方法や検査、治療の詳細など、盛り沢山な内容でした。
講演の最後は、埼玉医科大学保健医療学部理学療法学科藤田博暁准教授による「骨粗鬆症に対する運動療法~骨を強くするために/転倒を予防するために~」と題した講演で、骨や筋肉を高めるための理論と実際を説明し、転倒予防に有効なバランスを改善するための運動の方法などについても話しました。運動の実際をわかりやすく説明するために、スーツ、シャツ、ズボンまで脱いでの熱演でした。
すべての講演のあとの「質問コーナー」では、約20の質問に3人の演者が要領よく答えていきました。
講演も質問コーナーも参加者の方々に熱心に聞いていただき、笑い声が聞こえる楽しい講演会でした。
また来年も「埼玉いきいき講演会」を開催したいと思っていますので、よろしくお願いします。

参加者アンケートの結果はこちら

大宮ソニックシティ セミナー看板
場の大宮ソニックシティ。大宮駅西口から徒歩3分と
近く、便利です。
会場入り口の看板です。駅からデッキを通って来た人は
見えなかったと思いますので、ここでお見せしておきます。

セミナー受付 セミナー風景
受付風景です。エレベーターで2階に上がり、
すぐに受付です。右奥の扉から会場に入れます。
東京大学の村木先生。骨粗鬆症の疫学に関するお話。
日本の大腿骨頚部骨折は年間13万件!

セミナー風景
セミナー風景
石橋英明伊奈病院整形外科部長。
膝の痛みの原因を具体的な例を挙げて解説しました。

東京都老人医療センター医長の穴水依人先生の
腰の痛みに関する講演。
柔らかい語り口での、分かりやすい解説でした。


セミナー風景 セミナー風景
2番目の講演の冒頭に、肩と膝のストレッチと静脈血栓
予防の体操を皆さんにやってもらいました。
いつもの明るいプロジェクターを使い、くっきり見えます。その分、会場を明るくでき、メモ書きもしやすかったようです。

体操パンフレット セミナー風景
体操パンフレットもとても好評でした。 会場を後方から見たところです。利用しやすいきれいな
ホールです。池袋から大宮まではJRで30分弱で、
西口に下りて3分ほどですので、板橋区、豊島区、北区の方も次回はぜひどうぞ。

セミナー風景 スタッフ集合写真
質問コーナーでは、会場から寄せられた質問票に
3人の演者が順に答えます。30分間で約20の質問に
どんどん答えていきました。
当日のスタッフです。準備を朝9時から始め、片付け
が終わったのが夕方5時前でした。お疲れ様。
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