わかる!くわしい!高齢者の整形外科疾患
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肋骨のしくみ

肋骨は、胸部では胸骨に、背部では背骨について、胸部を覆っています。肋骨は、胸部では軟骨で構成されて、この部分を肋軟骨といいます。軟骨であるため、この部分はレントゲンではうつりません。


症状は?

胸部および背部の痛みです。
特に、笑ったときや咳をしたとき、また、深呼吸をしたときに痛みが強くなります。


どのように診断するの?


レントゲンで、骨折線がはっきりしていれば、診断できます。
ただし、肋軟骨部での骨折や、肋骨部でもひびの場合には、レントゲンにうつってきません。
その場合は、診察所見が重要になります。

原則として胸部を左右から圧迫して痛みが出た場合(介達痛といいます)、骨折もしくはひびと考えられます。
その場合は、レントゲンで、骨折がはっきりしなくても、ひびは入っていると考えて治療した方がよいでしょう。
肋骨部であれば(肋軟骨部でなくて)、ひびであっても、2〜3週間後には、骨に反応が起きてくるため、レントゲンにうつるようになります。
レントゲンイメージ

どんな治療があるの?


治療は、バストバンドという胸部を固定する簡単な装具をもちいること(2〜3週)と、症状に応じて、痛み止めや湿布を使うことで治療できます。

完治するのは、だいたい4〜6週位です。ただし、気胸や血胸を合併している場合は、そちらの治療が重要になりますので、この限りではありません。

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